7枚目★★★★★★★★☆☆

Touch in Light

Touch in Light

気付いたら1月はAPOGEEを聞きまくってた。サカナクションも素敵だったけど、このアルバムの中毒性と煌めき具合はどこまでも突き抜けていた。真っ暗闇の中に光る石のような、なんか希望を持たせてくれるような世界観。最初はぴんと来なかったのになー。

自分の中で、APOGEEの音楽性は限りなくPOPです。いや、けっこうなバンドサウンドなんだけど、なんかPOPだなって思います。どんなにギターがうねりを上げていても、スペイシーな音が鳴っていても、日常の中で、引きつけられるというか、
あまり歌詞にグッと来ない自分が、けっこう歌詞にグッと来て、ほとんどが弱々しく、せつない男の歌詞が多いんだけど、これをさらっと歌うとこなんかはオリジナル・ラブやマッキーなんかにつながってる気がします。そういった意味合いでは、日本の上品なPOPミュージックをうまく昇華出来てるんじゃないかなと感じます。たぶん、元はもっと根っこのルーツミュージックを消化してると思うけど。なにはともあれ、APOGEEが多くの一般の人に認められたら、日本の音楽シーンはめちゃめちゃよくなるのにと思いました。