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グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する 文春新書 (501)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 新書
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グーグルは、地球の新たな創造主になろうとしている。もしかすると、いずれ国家権力をも飲み込めるぐらいの巨大な権力を持つかもしれない。というのがこの本の著者の考えだ。
これは別に誇張表現でもなんでもない。それは、設立から約10年という短期間で、今やアメリカハイテク業界で2位にまで、のし上がり、株式時価総額も15兆を超えているという実績・数字からも見て分かる。しかし、グーグルの本当の正体、すごいところは、すべて「無料」というキーワードから始まるビジネスプランにある。内容はシンプルだが、遊び心を感じさせるどこか幼いながらも画期的で魅力あふれる商品は、すごいのひとことである。
インターネットが出現してから、社会構造というものは一変した。しかし、インターネットの本当の脅威さが個々人に脈々と伝わってきたのは、ここ数年であり、それは間違いなくグーグルの出現によって始まったように思う。
ロングテール現象の例とか、さくさく読めておもしろかったです。ただの未来予想とかじゃなくて、もう本当にいつ来てもおかしくない近未来の話。