10枚目

kikUUiki(初回限定盤)

「汽空域」
それは、「汽水域」海水と淡水が交わる水域という意味から創られた造語である。
海水と淡水、ロックとクラブミュージックなど本来相容れないものが、混ざり合うという意味が込められたこのアルバムは、2nd「NIGHT FISHING」でクラブミュージックを大胆に取り入れた実験的な要素が幾分か感じられる楽曲と、3rd「シンシロ」で元々のバンドのポテンシャルを思う存分に発揮したROCK感を混ざり合わせた見事な前進感は、まさに水を得た魚のごとく躍動感に満ち満ち溢れている。

また、アルバムコンセンプトからは外れておまけ的な要素が強い最後のDUBインストも完成度高く、ドラヘビ以来に脳内が踊った。