50枚目

For Long Tomorrow

For Long Tomorrow

単なるポストロックという括りに収まりきらなくなったtoeの2ndフルアルバム。

今作では、前作までの特徴的なリフ、キメ、ブレイクなどのバンドサウンドを主軸としたアレンジから一転、バンドサウンドをベースとしながらも電子音・ウィスパーなど心地良い音がふんだんに散りばめられている。

それによって、ポストロック特有の冷たい質感はなく、温かい感触を得られた。

生命の躍動感が伝わる本作は、ポストロックからの脱却を意味しており、toeというバンドにとって、大きな大きな前進を感じる。